第2層 データリンク層

 データリンク層はケーブルで直接繋がった相手に確実にビット列を送るための方法を決めます。
ケーブルのなかには1対多で通信するものがあります。相手に識別番号が付いていれば、誰と通信しているか確実に分かります。このように自分がちゃんと目的の相手と通信できるようにするための方法を定めます。
 信号の誤り訂正を行います。全く信号が届かなかったときや、あきらかに意味が通らない信号がきたときに、どうしたらいいでしょうか。たとえば、もう一度送るように求めるとなっていれば便利です。このようにビット系列の送達確認や再送要求の方法を定めます。
 通信には2本の線を使うことがあるかもしれません、そのときタイミングがバラバラであれば意味が通らなくなってしまいます。これを上手く行うことを同期を取るといいます。この方法について定めます。
 10110..といったビット列から意味を読み取るためには、数字4つごとに区切る、などといった約束が必要です。そのように信号を意味のある単位に変えるための基準を決めます。

 実装例としてCSMA/CD、HDLC、PPPなどのプロトコルがあります。MACアドレスなどを扱い、スイッチングハブデータリンク層に相当する製品です。