ホーンアンテナ(図 d)

 金属からなる導波板の一端を広げた形状のアンテナです。
 形状や材質で幾つかに別れます。形状では円錐、角錐、E型、H型ホーン。正方形で偏波が対角線方向に向いたダイアゴナルホーン、ホーンの内側に円周に添って導体溝を取り付けたコルゲートホーン、誘電体で出来た誘電体装荷ホーンなどがあります。
 開口面の開き角によって利得が決まるため、最大の利得を得る形が一意に定まります。
 開口面に利得が比例、利得の算出が容易、構造が簡単、製作が簡単だという特徴があります。
 開口面アンテナの利得測定の基準、パラボラアンテナ等の一次放射器、大きな利得を必要としないシステムに用いられます。